越後もちぶたとは
きめ細やかな脂とさっぱりとしてうまみのある肉である「越後もちぶた」「和豚もちぶた」(以下もちぶた)は、子育ての上手なランドレース種と子豚を沢山産むラージホワイト種を掛け合わせた母親と肉質に優れたデュロック種の父親の間に生まれます。
これらは俗に言えば、もちぶたのおじいちゃんがランドレース(またはラージホワイト)。おばあちゃんがラージホワイト(またはランドレース)。
そしてその掛け合わせで生まれた子供がF1(GPクイーン)で、もちぶたのお母さんとなります。
そのお母さんとお父さんのデュロックを掛け合わせて、もちぶたが生まれるのです。
これらもちぶたの元になる原種豚・種豚は、グローバルピッグファームで独自の生産・育種管理がされており、もちぶたの継続的な品質向上と安定は、このグローバルピッグファームの育種がなくては成り立ちませんし、この種豚を使うことがもちぶた生産の前提条件となります。
もちぶた生産農場は日本全国で約80農場あり、わが社ももちぶた生産農場の一つです。
各地で生産されるもちぶたは「和豚もちぶた」とされ、新潟で生産され流通するものを「越後もちぶた」とされています。
そして、重要なのが、生まれたもちぶたが全てもちぶたになるのではなく、お肉になる際に、「もちぶた規格」と言う格付けをされることです。
規格に沿った優れたものだけが「越後もち豚」「和豚もち豚」として流通され、安定的な品質と美味しさを保っているのです。
先人の努力と生産農場の切磋琢磨により、日本人の味覚に合った美味しい「越後もち豚」「和豚もち豚」は作り出されているのです。