スタッフの一日
分娩担当の一日
仕事開始
夜のうちにお産をした母豚を確認して回ります。
餌を与える
基本的に、いつでも食べられるようにしておくのですが、量の制限がある豚には確認しながら与えます。この際に豚の観察を行います。
分娩舎全体の見回り
母豚がきちんと餌を食べているか、お産によって具合が悪くなっていないかを確認して回ります。
空調や餌、給水などは自動ですが、豚の体調管理は人が見てあげないといけませんので、よく観察を行います。
舎内通路消毒
分娩処置 2腹
お産をしていた母豚の子豚を元気に育つように、体重測定、鉄剤の注射などを行います。切歯は行いません。
多い時は、一日に20腹近く産む日もありますので、そのような日は他の担当からも手伝いをお願いするのですが、今日は少ないので一人で行います。
里子
豚は子豚を沢山産みますので、産み過ぎて育てられなさそうな子豚を他の母豚に里子に出します。母豚の乳は14個あるので、14頭以上産んだ場合は里子します。
因みに、今回10頭と16頭産みましたので、初乳を飲ませてから16頭産んだ母豚から3頭の子豚を10頭産んだ母豚に里子しました。
去勢
可哀想なのですが、雄は睾丸を取ります。大きくなってからだと子豚の体にも負担があるので、早めに雄は去勢します。雄の睾丸を取り除かないと大きくなってから肉が固くなり、臭くなるので行います。
お昼休憩
休憩室で他の担当の方と一緒にご飯を食べます。
分娩舎見回り
豚を観察しながら、餌を回して貯めておきます。
分娩舎水洗
子豚が大きくなって離乳というものをします。離乳した子豚は別の豚舎へ、離乳された母豚は母豚の豚舎へ、それぞれ移動します。子豚も母豚もいなくなった部屋は、次のお産に備えて、きれいに洗います。
糞や汚れなどはもちろんですが、目に見えない細菌やウィルスなどを除去するために、十分に洗浄機で洗い、仕上げに消毒を行います。
小休憩
分娩舎水洗つづき
分娩舎見回り
ミルキーウィンフィーダーに子豚を里子
母豚が育てられない子豚は、ミルキーウィンフィーダーという人工哺育機に集めて、人工乳を飲ませます。小さい子豚は兄弟達との乳の取り合いに負け、十分に乳が飲めないので、それらを助けるために人工哺育行います。
片づけ
データ記入
今日の一日のお産記録、離乳里子等の記録をデータ管理する為に記録します。
終了
日報を書いて、シャワーを浴び、着替えて退社します。